2020.07.16
「まあな。ただ、ある時、不意に思ったんだ。どうせ死ぬのであれば、自分がやりたいことを納得いくまでやるべきじゃないか、と。よそから褒められる人間になったところで、毎日毎日、毎秒毎秒、死へと近づいていくのには変わりがない。明日死ぬかもしれない。やりたいことを我慢して、何が得られるのか」 『死神の浮力』 著・伊坂幸太郎より